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F1第9戦イギリスGP TV観戦記 〜雨の日の戦略が左右した伝統グランプリ〜 [F1]

〜伝統のシルバーストーン開催が消滅決定〜


1950年に記念すべきF1第1戦として開催されたシルバーストーンサーキットでのイギリス

GPの開催地が2010年よりドニントンパークへ移転することが決定しました。

空港を改修して作られたというこのサーキットは平坦でハイスピードコーナーが見ていて

楽しいコースでもあったので残念な限りです。

〜雨が降るとドライバーの技量があらわに?〜


ドニントンパークといって思い出されるのは、93年ヨーロッパグランプリとして開催

され、非力なフォードエンジンで憂き目にあっていた当時マクラーレンのセナが鬼神

のような走りを見せてくれたことです。

その日もイギリスは視界不良の霧のような雨が降っていました。

いわゆる伝説の「雨のドニントンパーク」…。

スタートで出遅れたセナは1コーナーの段階で5番手。そこから鬼のような追撃を見せ、

たった一周の間に前を行く4台を次々に攻略し、なんとオープニングラップはセナがと

ったのです!!

この話は長くなるので止めておきますがとにかく凄いとしか言いようのないラップで

した。

いろいろな要因があるので雨になるとドライバーの技量・度胸がわかるなんて一概に

は言えないと思いますが、雨が好きなドライバー(というか比較的雨が気にならない

ドライバーかな)は確かにいるかと思います。

それに加えて雨の場合マシンの性能さも出にくいということにもなるため意外な人が

上位に絡んでくるのでやっぱり面白い。

そういった意味でもホンダのバリチェロは今回やっぱり本領発揮かなと思います。

エクストリームウェットというタイヤチョイスがうまくはまったという点も確かにあ

りますが、ラップダウンだったとはいえハミルトンをぶっちぎりで抜いていったシーン

は良いものを見せてもらった感があり気持ちいいものでした。

久々のポディウムを素直に讃えたいと思います。


〜またまたツキのないライコネン?〜


予選3番手でスタートしたフェラーリ・ライコネンでしたが、スタート直後に2番手

スタートのウェバーに幅寄せされ、おまけに微妙にスタート失敗で加速が悪かった

ポールスタートのコバライネンが目の前にいて行き場がなくなり、せっかくのスタ

ートダッシュのチャンスを逃してしまいました。

それでも徐々に追い上げトップのマクラーレン・ハミルトンまで2秒程度の2位とい

うところまで追い上げて、1位、2位同時ピットイン。ハミルトンはタイヤ交換をし

たのに対し、フェラーリはこのまま雨が降らずに路面が乾く方向にあると判断した

のか無交換で送り出しました。この戦略の違いが結局勝負を分けてしまいました。

その後雨は断続的にしばらく降り続けライコネンは追いかけるどころか後続にもパス

され、ずるずる後退するばかり…。

こればかりはその時の判断なのでなんとも言い難いところです。

ただ、ロス・ブラウンがいたらどうしただろう?

移籍先のホンダの戦略がピタッとはまった結果になったのは皮肉なばかりです。


こんな人為的な要素により結果が左右される限り、

F1はやっぱり面白いし、 誰が何と言おうとF1はスポーツだと思うのです。

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